アメリカのスポーツ医療は世界でも最も高いレベルにあり、スポーツ大国アメリカの地盤を支えています。
アメリカでアスリートをサポートするアスレチックトレーナーの活動を体験してみたい、日本で身に付けたトレーナーの技術をアメリカのアスリート達に試したい、アスレチックトレーナーの資格を取りアスリートをサポートしたい、そんな願いを持つ学生に短期・長期のアスレチックトレーナー留学のチャンスを与えます。
ニュース
アメリカでアスレチックトレーナーとして活躍 谷澤順子氏 インタビュー
全米アスレチックトレーナー協会の公認資格ATCを取得し、アメリカのスポーツ界第一線でトレーナーとして活躍する谷澤順子氏のインタビューです。
谷澤氏はテキサス州立大学アスレチックトレーニング学科で学び、2004年にATCを取得、アメリカ代表チームのメディカルスタッフメンバーとして、世界陸上などの世界大会でアスリートをサポートしています。
谷澤順子氏のインタビューはこちらから。
現在、日本のプロ野球界では、ある一人のトレーナーが話題を集めています。
2014年3月30日、阪神vs巨人での出来事。巨人の大竹選手の打球がセカンド後方に上がった際、阪神のセカンド西岡剛選手とレフトの福留孝介選手が互いに打球を追って衝突するというハプニングが起こりました。その際に後頭部から落下した西岡選手は微動だにしない状況に陥ります。そこで真っ先にピッチに駆け込んだのが、阪神タイガース権田康徳トレーナーでした。
現場に駆け寄った権田トレーナーは、即座に西岡選手の状態を確認し、救命処置を施します。最初は脳震盪を疑いましたが、西岡選手からの「背中が痛い」という言葉を聞き、胸椎(首の下)の損傷の可能性を察知します。そこで権田トレーナーが施した処置が、体を一切動かさず固定する「頭頸部体幹固定」です。権田トレーナーは救急車が来るまでの間、この処置を施し続けました。この結果、西岡選手は恐れていた最悪の状態を免れることができ、約3か月の時を経て再びグランドに帰ってくることが出来ました。
今回のアクシデントで一躍時の人となったの権田康徳トレーナー。この状況をTVの前から観戦していた関係者の方からも「あの状況下での最善の判断。訓練されているとはいえあのプレッシャーの中で冷静な判断のもと処置を施すのはなかなか出来ることじゃない。」など、賞賛の声が寄せられました。それでも権田トレーナーは「もっと冷静になれたのではないか、あれ以上に出来ることはなかっただろうか。」と平静かつ謙虚な姿勢を崩しません。どこまでも高見を目指す姿勢は見習うべきところです。
そして、今回時の人となった権田トレーナーが保持しているのがNATA公認資格ATCです。権田トレーナーは大阪ハイテクノロジー専門学校を卒業後、アメリカの大学へ留学しATCを取得。アメリカで多数のメジャーリーガーのリハビリやコンディショニングなどに携わり経験を積みました。その経験と知識が今回の最適な処置へと繋がったのかもしれません。国際的なアスレティックトレーナーを目指す方には、非常に良いお手本となったことでしょう。
ソースはこちらから。
アメリカ短期アスレチックトレーナー体験留学
内容:
大学トレーナー学科の学生トレーナー活動を体験する短期体験留学。大学各種スポーツの練習、トレーニング、試合など実際のスポーツ現場で選手のコンディショニング、マッサージ、フィジカルセラピー、アイシング、テーピング等について学びます。
午前中は語学研修プログラムで英語力強化を図り、午後から学生アスレチックトレーナー活動に参加します。
日程:
2週間〜3ヶ月(大学のスポーツ活動のスケジュールによって実施できない時期もあります)
トレーナー活動:
大学アスレチックトレーナー学科の学生とともにトレーナー活動を体験
語学研修:
大学付属語学学校などで英語研修プログラムに参加
滞在:
大学市内のアメリカ人家庭でのホームステイ*
*事前に書類審査、面談を実施し、経験豊富な日本人担当員が受け入れ態勢を確認した家庭を紹介しています。
オリエンテーションなどの留学生活準備サポート
学生の現地到着後、生活をすぐにスタートできるように留学生活のオリエンテーションを行います。
トレーニングコーチ研修体験プログラム
プロアスリートをコーチするストレングス・トレーニングコーチ
オブザベーションでの研修体験ツアー
カリフォルニア州サンディエゴにて、プロスポーツ選手のトレーニング指導をするストレングス・トレーニングコーチのアシスタントとして、トレーニング方法やアスリートへの指導方法を学ぶ研修体験ツアー。
最新のトレーニング理論に基づき各種プロスポーツ選手のトレーニングを実施するサンディエゴ・ストレングス&ウェルネス社にてトレーニング理論や指導理論を学び、選手トレーニングのナビゲート体験をするとともに、顧客リスト管理、新規顧客開拓マーケティング業務、施設内機器の整備など、ストレングス・トレーニングコーチの業務すべてに関わります。プログラム修了時にサンディエゴ・ストレングス&ウェルネス社のプログラム修了証が発行されます。
ベン・ランドリー氏
米国海軍特殊部隊のトレーニング指導の経験をもつランドリー氏はMLBメジャーリーグ野球選手をはじめ、アメリカンフットボール選手、プロバスケットボール選手をはじめ、アメリカンフットボール選手、プロバスケットボール選手、格闘技選手など、トップアスリートのパフォーマンス向上に向けたトレーニングを指導しています。
全米スポーツ医学学会公認パーソナルトレーナー資格所有
ランドリー氏のトレーニング指導を受ける主なプロ選手
ストレングス・トレーニングコーチ オブザベーションツアー
開催: 2014年4月から随時受付中
機関: 2週間(現地 13泊、ホームステイ滞在)
会場: サンディエゴ
参加資格:
学ぶ意欲・意志の強い方
*オブザベーションツアー期間中、日本語の通訳はつきません。
現地到着後のスケジュール:
1日目: 現地到着、空港から送迎サービスを利用して移動
2日目: トレーニング施設にて研修開始
13日目: 修了書授与、翌日現地を出発し日本帰国
日曜日はオフで自由行動となります。サンディエゴ市内観光などに行くことが可能です。
NATA(National Athletic Trainers Association、全米アスレチックトレーナー協会)は全米規模のアスレチックトレーナー協会としてアスリートをサポートするトレーナーの技術向上、資格認定、最新情報の提供などを行う団体です。NATAの認定アスレチックトレーナー資格であるATC(Athletic Traners Certification)はアスレチックトレーナーの国際資格として世界的に認知度が高く、全米の多くの学生トレーナーがその資格取得を目指して勉強しています。
ATC資格をもつアスレチックトレーナーは医療プロフェッショナルとして、運動による故障防止、アスリートの健康管理、リハビリテーションを専門分野として活動しています。アスレチックトレーナーは医療チームの一員としてスポーツ選手の担当コーチや医療専門スタッフと協議しながら選手のパフォーマンス向上に向けた役割を果たしています。
ATC資格取得がつながる職種とは?
アメリカでは高校・大学などの学生スポーツの現場にもアスレチックトレーナーが帯同しています。ATC資格保持者のほとんどが高校や大学など学校機関の現場でアスレチックトレーナーとして勤務しています。その他にも医療施設やMLB、NFLのようなプロスポーツチーム、また個人でパーソナルトレーナーとして勤務するトレーナーもいます。
ATC資格保持トレーナーの一般的な就職先
日本のスポーツ界、医療関係業界でも国際資格であるATC資格をもつアスレチックトレーナーが多数活躍しています。
NATA公認資格試験を受験するためには?
NATA公認資格試験受験には、NATAが公認した大学のアスレチックトレーナー専攻学科を卒業する必要があります。
(例)カリフォルニア州におけるNATA公認の四年制大学
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