配車サービス利用に関する注意

 

 近年、ウーバー(Uber)やリフト(Lyft)といった配車サービスが人気を集めると共に、運転手による乗客への暴行や強姦といった事件が相次いで発生しています。事件に至らずとも、乗客が性的なハラスメントを受けるケースも報告されており、配車サービスの安全性には強い懸念が残っています。

 

 配車サービスの運営会社は、運転手の身元調査や評価が低い運転手の業務停止などの対応を行っていますが、状況は一向に改善する様子を見せていません。

 多くのタクシーやハイヤーサービスには、車内の音声や映像を記録するドライブレコーダーが搭載されるなど、防犯対策が施されています。配車サービスは商業上の資格を持たない運転手が自家用車を利用してサービスを提供するため、安全に対する考慮が希薄で、被害者が通報を行わなかった場合は事件も発覚しにくく、犯罪の温床となりつつあります。

 

 近年台頭している配車サービスは、料金の安さが魅力ですが、命や安全はお金には換えられません。どうしても配車サービスを利用する必要がある場合は、後部座席に乗る、身の危険を感じたらすぐに降車するなど、必ず自衛手段を取ってください。

 繰り返しになりますが、安全や命は何ものにも替えられない、掛け替えのないものです。留学生の皆さんは、自分の為にも、周囲の人々の為にも、危険や犯罪から距離を置く行動を心がけてください。

 

2016年12月22日