カリフォルニア州マーセッド大学短期留学

岡山明日香さん 専攻:マネジメント

(大阪経済法科大学 経済学部 経済学科 2回生)


▶ なぜ、留学をしようと思ったのですか?

もともと海外に興味があったというのも1つの理由なのですが、自分を変えたいと思い、留学を決意しました。

今までの私は、人に頼ってばかりで、自分で考えて動くことができませんでした。周りに流されることが多く、全てのことにおいて自分の意見がなく、これではダメだと思っていました。留学に行けば、人に頼らず自分で考えることができるようになるのではないかと思い、留学を決意しました。

岡山さん(写真左)


▶ マーセッドの感想を教えてください。

自転車で移動ができる範囲にスーパーやモールがあり、スターバックスも私が知っているだけで3つありました。すごく便利というわけではないのですが、不便だと思うことはなく、勉強をするのには適している場所だと思いました。

また、マーセッドには優しい人たちが多く、声を掛けてくださる方が多かったです。私は元々、都会より田舎の方が好きで、コミュニケーションをとることが好きなので、マーセッドは素敵な場所だと思いました。

▶ 4ヶ月間、どのように過ごしましたか?

恥ずかしながら、最初は遊びの方へ、楽しい方へ、楽な方へとばかり逃げていました。留学生活後半は、聴講の授業とサッカークラブ、TOEFLテストに向けての勉強、と毎日が忙しくかったです。たまに休憩として遊びならも、そこで英語を学び、新たなことを学び、充実した日々を過ごすことができました。

▶ 授業はどうでしたか?

MCELIの授業は、朝の時間帯に行われ、3人の先生から、それぞれグラマーやスピーキングなどを教わりました。TOEFLをパスした後は、MCELIの授業の後に、午後から聴講でカレッジの授業を受けることができました。コミュニケーション、ミュージック、ポリティカルサイエンス、アンソロポロジーの4つの授業を受けていました。クラスを聴講で受けるという新たなチャレンジの場で、新しい友人ができたことは嬉しかったです。カレッジの授業は、MCELIで先生が話される英語よりも難しく、聞き取れないことが多かったです。それでも、リスニングの練習にもなり、リスニングをもっと頑張らないといけないという危機感を持つことができました。

▶ クラブ活動はどうでしたか?

サッカークラブの資金集め活動

スポーツが好きだったということもありましたが、色んな人とコミュニケーションがとれるかも知れないと思い、サッカークラブに参加しました。サッカークラブでは、リサイクリングマネージャーという役職を務めさせていただき、メンバーからリサイクルできるゴミを集め、換金することで、チームの資金集めに協力しました。もともと人見知りな性格でしたが、プレイの中でコミュニケーションをとることで、普段もコミュニケーションをとりやすくなりました。


サッカークラブのメンバーは、日本人とスパニッシュの方が多く、共通言語である英語で喋ることを心がけました。クラブの資金調達のためにブラウニーを作ったり、カーウォッシュをやったりと、皆で協力して行う企画があったことで、アメリカ特有の文化に触れ、メンバーともコミュニケーションをとることができました。ユニフォームづくりなどで揉めたこともありましたが、最後には、皆でサンフランシスコへトーナメントに行くこともでき、嬉しかったです。

▶ 普段の生活を通して

連休の日には、皆でサンフランシスコへ旅行に行くことができました。また、サッカークラブの資金調達の企画があると、それに参加していました。クラスの後などは、スターバックスなどで、皆と勉強していました。聴講の授業をとるようになってからは、MCELIが終わった後は、すぐにお昼ご飯を食べ、クラスへ行っていました。授業と授業の合間には、図書館へ行き、勉強をするなどしていました。サッカークラブがある日は、午後の練習に参加し、その後、早い時は午後8時、遅い時は午後10時頃まで、夜のクラスに出席していました。家に帰った後は、ホストファミリーと話をする等していました。

4ヶ月間のプログラムが終わってからは、サッカークラブのトーナメントに参加し、その足で、サンフランシスコから大陸横断列車で一人旅に出ました。LAに4日間滞在した後、ニューオーリンズ、シカゴに2日間ずつ滞在し、また列車でLAまで戻り、マーセッドへ帰りました。大陸横断列車での移動は長く、丸2日間乗っていた日もありました。

サンフランシスコ観光


一人旅の中で、自分で考えて行動できるようになりました。大阪経済法科大学で所属していたゼミの先生である裵先生から教わっていたことを、改めて考え直すきっかけにもなりました。一人だから、考えることが出来たのだと思います。

また、宿泊先の民宿で、耳が不自由な学生と友人になり、当たり前だけど忘れていたことに気づくことができました。言葉の壁は、外国語だけかと思っていましたが、一緒にイルミネーションを見に行った時、何かを言いたくても言えないもどかしさを感じました。その経験があり、将来のことを考えれば、そういう方ともお話ができるようになりたいと思うようになりました。色んな出会いや経験によって、視野が広がり、深く考えるようになりました。

▶ それらの経験を通して学んだことは何ですか?

自分で考え行動をする、そして自分で起こしたことは自分で責任を持つ、ということです。当たり前のことなのですが、私は今まで、それができていませんでした。こういった当たり前だけど大切なことや、新たな発見、そして将来自分がしたいことは何かに気づくことができ、この留学を通して、様々な事柄を学ぶことができました。

▶ 留学での経験をどう生かしたいですか?

今回の留学でとても良い経験をさせていただいたので、留学での経験を活かして、留学に行きたいと思っている人にできる限りのアドバイスやサポートをしたいなと思っています。

留学生活の中で学んだこと、視点を変えて物事を見ることなどを、日常生活の中でも応用できればと思います。

▶ 今後の抱負/目標を教えてください。

今回の留学で、アメリカが好きになりました。聴講で授業を選ぶ時に、様々な授業があり、もっと色んな授業を受けてみたいと思いました。

それに、マーセッドの環境は、勉強に最適だと思います。4ヶ月だけでは、知らないともまだまだあると思ので、次の目標は、長期留学でマーセッドに戻ることです。

そのためにやるべきことをしっかり考え、越えなければいけない壁を越えられるように、努力します。

サッカーのトーナメントに参加


▶ マーセッド留学希望者へのメッセージ

マーセッドは素敵な所です。是非行ってみて下さい。そして、授業や勉強などで毎日が忙しく、それでもって楽しいという、充実した留学生活を送って下さい。