水球短期留学から長期留学への歩み

斎藤幸樹君(第2弾)


昨年、一昨年と水球短期留学でマーセッドに訪れていた斎藤君が、先日、長期留学生として渡米してきました。昨年の夏に会ったときより体が一回り大きくなり、アメリカ人の体格に負けないほど大きくなっています。その恵まれた体を生かして、水球部の主力として活躍することに期待です。そして勉強面でも成長がみられ、渡米前のTOEFL試験でマーセッド大学入学条件である450点以上を取得して来ました。今は大学付属語学学校に通いながら、水泳と水球の練習をしています。

 

斎藤君のアメリカ留学での目標は、世界でもトップレベルのアメリカで水球を経験しながら、英語を習得することです。そして最終目標として、本場ヨーロッパにも水球留学をしようと考えています。アメリカ留学では、文武両道を果たし目標を達成することを期待して応援したいと思います。

 

*昨年の短期留学での感想文はこちらから。


▶ 短期留学から長期留学へ。

高校在学時に、マーセッドとサンディエゴに1ヶ月間の短期水球留学をしました。今回の渡米から長期留学となり、遂に大学入学するのだと実感が湧いています。そして、大学の水球部に入部し、シーズンインの秋学期からのリーグ戦が楽しみで待ちきれません。これから本格的にマーセッド大学の選手としてプレー出来ることに胸が高鳴っています。

▶ 長期留学に向けて励んだこと。

初めて短期留学でアメリカに訪れたのは、高校2年生の夏休みです。アメリカ留学する前は、英語力に自信があるわけではありませんでしたが、渡米してしまえば英語はなんとでもなると思っていました。しかし、語学学校の講義についていけなかったり、先輩から大学の講義内容の難しさを聞き、自分自身の考えが甘いと思い知らされます。

アメリカから帰国して「何とかなるではなく、何とかしなければ」と考えるようになり、長期留学に備えて英語勉強に本格的に取り組むようになりました。そして、渡米前に受けたTOEFL試験ではマーセッド大学入学条件に満たす点数を取得することが出来ました。

昨年の高校での練習


▶ マーセッドについて。

マーセッドでは、通学や買い物は自転車で済ませることが出来ます。田舎の静かな町で遊ぶところも少ないので、私のようにスポーツと勉強のみ集中したい学生には、とても良い環境であると思います。

 

マーセッド大学は二年制の為、部活動に所属する選手たちの入れ替わりが激しいです。選手は1,2年生しかいないので、実力があればすぐ試合に出ることが出来ます。それにより数多くの実践を積む機会があることは、とても魅力的であると思います。

▶ 現在の活動。

現在は語学学校に通いながら、水泳と水球の練習に参加しています。語学学校では全体的に英語力が上がるようにプログラムが進められており、放課後は講義の課題を終わらせるように勉強しています。また、英語でのコミュニケーション力を高める為にホストファミリーや友達と数多く話すことを心掛けています。

 

水球の練習は、早朝の約1時間ほど、試合形式でフットワークやシュート練習です。水泳の練習では、午後に約2時間、体力向上と速く泳ぐ技術を得る為に泳ぎ主体の練習をしています。

▶ 今後の目標。

最終的な目標は、世界のトップチームが集まり、プロ組織が点在するヨーロッパでプロ選手になることです。今の私のレベルではヨーロッパで通用しないので、まずは世界に通用するアメリカの水球を学び、世界共通語の英語を習得することです。そして、アメリカで大学を卒業後にヨーロッパのプロチームのトライアウトを受けたいと考えています。