水泳留学 島崎将太朗君


留学中の戦績

留学2週間後の試合

・100yd 平泳ぎ 55-52

・200yd 平泳ぎ 2-01-87

 

留学1ヶ月後の試合

・100yd 平泳ぎ 54-52

・200yd 平泳ぎ 1-59-50

 

留学2ヶ月後の試合

・100yd 平泳ぎ 53-41

・200yd 平泳ぎ 1-55-74

 

▶ アメリカでのトレーニングを目指した理由、きっかけは?

オリンピックに出場するのが夢で水泳を続けてきましたが、思うような結果が出ず伸び悩んでいました。そのまま日本の競争相手と同じような練習を継続し、オリンピック出場ができる実力をつけることは容易ではないと思うようになりました。その時、水泳大国のアメリカで水泳の練習ができることを知り、これは現状を変えるチャンスかもしれないと考えたことが留学するきっかけとなりました。

▶ 実際にアメリカに来てみて驚いた事、大変だったことは?

日本では考えられないほどの道路の広さ、フリーウェイの車線数の多さ、永遠と続くと思わせる真っ直ぐで長い道など、広大なアメリカに驚かされました。

アメリカで大変だと思うことはありませんでした。英語でコミュニケーションを取るのに苦労すると思いましたが、仲間が親切に練習内容などを簡単な英語で説明してくれたり、ホストファミリーが優しく声を掛けてくれるなど、周りの人に恵まれたと思います。日本人は親切な人が多いと言われているのを聞いたことがあり、アメリカ人は優しい人が少ないと思っていましたが、留学先で関わった人たちはとても親切で驚きました。

▶ 日本とアメリカのトレーニング様式の違いは?

アメリカと日本の違いで一番感じたことは、練習中にコーチや競泳の仲間が小さな成功や成果に対して何度も「Good job!!」などのポジティブな言葉を掛け合い、互いに気持ちを高めあっていたことです。

 

日本はアメリカと比べ、プラス面は過剰に褒めることはなく、マイナス面を指摘して改善するように促す考え方があります。そういった違いが、選手のプレーに対する考え方を構築するのにとても大きな影響を与えていると思いました。

チームメイトたちと


▶ 生活環境や言語の違いなど、トレーニング以外の環境で苦労したことなどはありましたか?

生活面で苦労したことはありませんでした。ホームステイ先の家族はとても親切に接してくれて、毎日楽しく過ごせました。渡米当初は英語が雑音のようにしか聞こえませんでしたが、慣れてくると言葉としてわかるようになり、日々成長を感じられて充実した生活でした。

▶ 留学中嬉しかったことは?

大会で自己記録を更新できたことが嬉しかったです。またコーチや仲間たちから褒めてもらい、そして競技者と互いに称え合えたことも素直に嬉しく思いました。

▶ 留学を通して成長した点は?

異国で生活したことにより、アメリカ人の考え方や生活習慣を学び、その違う環境に合わせるように努力したことにより精神的に強くなったと思います。また英語が少し聞き取れるようになり、話すことも出来るようになったことは自信になりました。生活面では、家事を手伝う大切さを知ることができました。日本で他の家族と一緒に住むという経験はなかったので、ホストファミリーと生活したことは良い経験となったと思います。

 

水泳では、自己記録更新できたことで体力・技術力が向上したのは言うまでもありません。そして、アメリカ人の一番の強みであるポジティブ精神の影響を受けて、常に前向きに考えるられるようになりました。

▶ 今後留学やアメリカでのトレーニングを目指す学生や選手へのアドバイス。

少しでもアメリカへ行きたい気持ちがあり、挑戦する気持ちがあるならば行動に移すことをお勧めします。私はアメリカ文化や言語の違いなど色々と戸惑いがありましたが、挑戦心を持って学ぶ姿勢でいたことで全く苦にはなりませんでした。渡米するのを恐れて後で後悔するのであれば、今、思い切って行動することが大切だと思います。