【編入生インタビュー】田中宏門さん pt.2

先日、マーセッド大学からサンディエゴ州立大学に編入が決まった田中宏門さんが、サンディエゴへの移動や引越しを終え、新学期前に弊社サンディエゴオフィスまで挨拶に来てくれた。新天地で新たな生活が始まった彼の意気込みや心境を尋ねた。

 

前回のインタビューはこちら

 

 

━ 大学の授業開始直前の心境は?

 

マーセッド大学で約2年間授業を受けてきて、授業に対する緊張感や不安感はなくなりましたが、新たな環境で授業を受けることに多少なりとも不安があります。その反面、いよいよアメリカの四年制大学で勉強を始め、課外活動、暮らしなど様々な経験が出来ることに楽しみな気持ちで包まれています。四年制大学ということもあり、マーセッド大学に比べてクラスの規模が大きく異なります。

つまり生徒一人に対する講師の割合も減るのでより一層授業に能動的に取り組むことは勿論ですが、tutorをうまく利用し、更に周りの人たちに教えてもらうなどして積極的に勉学に励んでいきたいと思っています。

 

 

━ マーセッドとサンディエゴでの生活環境の変化は?

 

マーセッドの良い点: マーセッド大学は州の短期大学107校の大学のうち、編入実績第2位を納める、質の高いプログラムを誇ります。マーセッド自体カリフォルニア州内でも安価な生活費、更に学費の面でも安さが売りとなっています。授業の規模も小さく、より密な授業が展開され、その上教授陣もとても親切です。留学生に対してもサポートが充実しており、ホームステイプログラムを提供しています。何といって勉強に適した環境なので、学生も熱心に勉学に励むことが出来ます。

 

サンディエゴの良い点: SDSU(四年制大学)はマーセッド大学(二年制大学)に比べ施設の充実さが圧倒的に異なります。例えば図書館です。マーセッド大学では、ファイナルウィーク(学期末テスト期間)以外は、8:30PMまでの利用となっており、ファイナルウィークであっても11:00PMまで利用可能なのに対して、SDSUでは、なんと「24時間」利用可能となっているので夜遅くまで学校に残り、勉強に取り組むことができます。更にSDSUには約3万人ほどの学生が通っており留学生の数も多いのが特徴であり、カリフォルニア州立大学内で最大のキャンパスを持っています。留学生への手厚いサポートは勿論のこと、多種多様な人種が存在することで多くの人々と触れ合い、共存し、時には切磋琢磨できる人々とも出会える環境となっています。

 

 

 

2. 専攻や副専攻は?

 

メジャーは、マーセッド大学在学時専攻としていた心理学を継続していきます。SDSUには、ビジネスに特化したIndustrial / Organizational Psychologyのプログラムがあり、将来に備えて、このプログラムに関連した授業の履修を考えています。

 

 

3. 今後挑戦したいことや目指していきたいことは?

 

両親や周りの人々からの支えがあってからこそ、留学・編入が実現することが出来たのだと思っています。その為、編入後のこの四年制大学での2年間が私にとってとても大事な時期になってきます。授業の難易度がマーセッド大学に比べて高くなり、日本人コミュニティを利用し助け合うことが出来ない環境下となってくる為、より一層タイムマネジメントや優先順位を考えて、心理学の知識を増やしていくと共に高いGPAの保持を目標としています。加えて、学校機関をうまく利用し、就職に向けたインターンシップやボランティアに取り組んでいきます。

 

 

4. 後輩へのアドバイス

 

目標をしっかりと立て、それに向かって継続して努力をしていくことが大切だと思います。マーセッド大学在学中、スポーツで奨学金を獲得し、編入を決めた友人がいました。この友人は、私生活よりメリハリのある生活を送るなど他学生の模範となっているのを見てとても刺激を受けました。スポーツでは勝ることはできませんが、勉強の面ではこの友人に負けないよう頑張ろうと思い、勝ち負けではありませんが、私の中で友人が一つのモチベーションになっていました。目標に向かって頑張っていれば、周りにも頑張っている人々が集まり、それが一つのモチベーションになります。

“継続は力なり”という言葉があるように、継続して努力することで目標の実現に大きく反映してきます。継続して努力することは簡単なことでありませんが、諦めることなく、目標に向かって頑張って欲しいと思います。

 

 

2年間のマーセッド大学での生活で、目標を見失うことなく、自己を高める為に努力した田中さん。新たな環境で多忙ながら、将来へつながる道を切り開くためにこれからも努力し突き進んでいくはずである。今後の彼の活躍に期待したい。