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クリスマス・・様々な思い・・

その”男”とサンディエゴで知り合ったのは8年前の夏だった。
職業、、アメリカ軍人。
”男”は日本人。日本生まれでアメリカ永住権取得を目的に軍隊入隊した。幸か不幸か多種に渡る卓抜した能力が、ある地域の戦争中この男をもっとも危険な部隊へ配属させた。
”空挺部隊”男の仕事は掃討部、要するに最前線での小規模戦闘活動が頻繁に起こる部署だった。
彼の話は実に面白く、軍内部の機密やマスコミに出ないネタも遠慮なく私に話してくれた
意気投合した私達は時間の経過するのを忘れ、お互いの人生観、価値観、宗教観、経済、戦争、様々な事を語り合った。
 
この男は私にこう言った。
「お前はリングでは人を殺してでも生き残るかもしれないが、イラクやアフガンでは生き残れないかもしれない・」と・・
兵器を使用するとは言え人を殺傷すると言う事は、尋常の精神状態を保つのは難しく、兵士の精神を支える絶対的な”何か”が誰しも必要になると・
その何かとは”正義””愛国心、思想””宗教”の何かが大きな役割を占める。
 
この役割に疑問、躊躇があれば殺られてしまう。
私の場合は自我が強くこの役割項目に対する嫌疑が抜け切らないそうだ。
 
俺のように深く考えずに生きるような日本人でないとこの部隊では生き残れないから」・・
 
そう言い、苦笑いし戦場へ戻る”男”の無事を祈った。
 
毎年クリスマスには”男”は戦地からカードを送ってきてくれていた。
 
無骨な男でも戦地から見る平穏な世界への繋がりだったのかもしれない。
 
カードが届かなくなって何年も経つ。
クリスマスになるとこの”男”の屈託ない笑顔が思い出される。