アメリカの大学野球は、8月下旬の各大学の秋学期スタートとともに活動を開始します。
秋学期の期間中、野球部員の選手たちは翌年1月から始まる公式戦に出場するRoster(ベンチ入り登録)の枠に入ることを目指して練習します。
1月に春学期が始まってまもなく公式戦が開幕します。公式戦シーズンは1月末から4月末ごろまで続き、シーズン中に各チーム約50試合を消化します。
5月の学期末試験が終わり大学が夏季休暇に入ると、全ての大学野球部の活動は停止します。
この夏の期間を利用して、大学野球選手は自分の所属する大学野球部を離れ、アマチュア野球サマーリーグに参戦します。
アマチュア野球サマーリーグは各地区リーグで勝ち進むと、州大会、全米大会とつながっていて、全米大会には多くのメジャーリーグ球団のスカウト陣が視察に訪れます。
サマーリーグが終了すると、各選手は秋学期開始と同時に自分の所属する大学野球部に戻り、翌年春の公式戦に出場するRoster入りを掛けて練習します。